こんにちは、帯刀です。
注文住宅や建売住宅を建てる際に欠かせないのが、現場監督の存在です。
他の会社員も同じだと思いますが現場監督という職業は意外とメンタルへの負担が大きい方だと思います。
そこで今回は、現場監督の仕事内容の番外編として、メンタルについて紹介します。
友人、旦那さんや父親が現場監督に方は是非読んでいただければと思います。
では、今回は現場監督ってどんな仕事?メンタル編になります。
悩み事
一番は休みが不規則な事でしょうか。
10代、20代、のゼネコン勤務の頃は他業種の友達と休みが合わず遊びにけなかったことです。
20代前半はスキーが大人気でしたので水曜日か木曜日になると週末のスキーの誘いの電話が来るん
ですが、当日務めていた会社は土曜日はもちろん出勤、週休二日なんて皆無。
日曜出勤も常態化していましたので2か月、3か月間無休なんて普通でした。
今では考えられないですね(笑)
そういう訳で友達が一人また一人と減っていき、女の子と会う機会も減り、誘いがないので仕事
に打ち込むという悪循環のガッチリはまりました。
30代、40代になってなんとか結婚して子供が生まれれば学校行事や家族サービスの為休日取得の
調整に苦慮するようになります。
戸建て住宅工事の方は施主様との打ち合わせが土日に集中します。
施主様や近隣からのクレーム対応で急に休めないことも多々あります。
監督の人数が少ない会社では替りが見つからない場合がるので、休日取得は集中しないと大変な
ことになります。
今では大分改善されてきたようです。公共工事では工程表が週休二日になっていないと注意を
受けるそうです。
しかし、引渡しの期日は決まっているので、天候により工程が遅れてくると最後は連勤になって
いるのは今も昔も変わらないようです。
他にも人によってはあると思いますが、この業種はサラリーマンなんだけどサラリーマンから一番
遠い業種です。
監督のみならず職人さんも同じよな境遇なので若い方の建築離れが著しく後継者不足が社会問題に
なっています。
どうしても人員確保ができなければ機械化やスマホ、タブレットを使った遠隔指示により現場管理
が必要になって
来ると思います。
理不尽だなと思う事
自分も感じましたし、後輩からも相談を受けたことがあります。
それは年齢に関することです。
経験がモノをいう業界なので経験年数が少ないと職人さんに舐められたり、施主様によっては担当監督
を変えてほしいと言われる方を散見します。
職人さんには我々上席の人間からガッチリ言って協力してもらいますが、施主様にはそうはいきません。
この場合大抵は営業から話が回ってきます。
私の場合は若い監督本人の為にも担当を外すことはしません。
施主様には会社として監督本人をバックアップしますと約束をして最後まで担当させます。
私も経験があります。
私が担当の施主様は私が図面や工程について説明しても打ち合わせに同席した先輩としか話をしません
でした。
先輩も「担当は帯刀なので」と言ってくれましたが、対応は変わらす、最後には先輩に高そうな洋酒を
渡して
私の前で「こんなんじゃ(私の事)職人に言い返せなくて変な家ができては困る。こんな酒でよければ
10本でも20でも届けるからあんたがやってくれ!」と言い放ちました。
その日の打ち合わせはここで打ち切りになり、営業と施工の部長同士で話をして私は担当から外れ同席
した先輩が担当する事になりましたが、結局はクレームの嵐で引渡しでは銀行でかなり揉めたそうです。
因みに施主様から頂いた洋酒は1本も届きませんでした。
話が逸れましたが上記のような事は何度かありました。
施主様が希望しても担当を変えず担当の頑張りと会社の協力体制を見てもらい、最終的には決済時に
施主様かから感謝の言葉をいただきました。
これが監督本人の心の支えになったようでその後の現場でどんなクレームがあってもキチンと対応、
解決して現場を納めていました。
施主様の心配も理解できますが、今建築会社の入社して監督を希望する人は稀です。
考えて見てください、みんなが嫌がる仕事がしたくて大学で勉強してきた人たちです、相当気合が
入っています。
もしかしたら私たちの頃より仕事に対して気持ちが入っているのではと思います。
現場監督っていいなと思うこと
これは人によっていろいろだと思いますが、担当し建物が地図に残る事、足場解体して建物全体が
見れた時の達成感はかなりのものではないでしょうか。
私は施主様からの感謝の言葉です。
特殊な外観や工法、天候悩まされた工程管理など大変だった工事程施主様からの感謝の言葉を
いただいた時は「あぁぁ、監督やっててよかった」と思いました。
今思い出してもグッときます。
ホント、今でも涙か出そうです
かなりの長文になってしまい申し訳ありません。
最後まで読んでくれた方、お疲れ様です。
以上、帯刀でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。