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やりずらかった 同業者の新築工事【戸建て住宅】【大手建築ゼネコンの所長】【自社社員】

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今回はやりずらかった同業者の新築工事として、今までのお客様でやりずらかった工事をお送りします。

いちばんやりずらかったのは、やはり同業者のお宅です。

大概ご自身の仕事の流儀や基準をの仕事の流儀や基準をあてはめたがるのですが、こちらもマニュアルやら手順書があるのでその辺のが大変でして…。

そしてほとんどの場合揉めます。

幸い私が担当した物件はさほど揉めませんでしたがかなり気を使いました。

まぁ、いろいろありますので楽しんでください(苦笑)

では、参りましょう!

目次

大手建築ゼネコン所長宅

こちらのお宅はご主人が某大手建築ゼネコンの所長で奥様が地元の大地主の方で、奥様のご実家のお陰で近隣クレームはありませんでした。

ご主人は「The所長」感満載でいつも眉間に皺が寄っていました。

地鎮祭で初めてお会いしてから内覧まで名前で呼ばれたことは1回もなく、「おい」、「お前」とまるで自分の現場のペイペイ社員か下請け業者のような扱いです。

奥様が「お父さん、失礼よ」と言ってくださるんですが、「ふん!」と横を向く始末です。

地鎮祭の1週間後に地盤調査の結果地盤改良が必要とお伝えすると「お前、来週いつ暇だ?」と聞かれたので「はぁ?」と答えると「来週なら15時以降は作業所にいるから地盤調査の資料を持って説明に来い。」ガチャ!との事。

後日アポを取って地盤調査会社の方と鶯谷の現場事務所へ行くと1時間くらい待たされた挙句

「お前、なんで一人で来ないんだ」

「間違った説明をしてはいけないと思い地盤調査会社の技術責任者と伺いました」

「…なにか?お前は訳の分からない工事を俺の家にするつもりか?あ?」

現場事務所内に失笑のさざ波がおき、結局その後もお小言だけを言って説明は聞かずに「もういい帰れ」と言われ帰りました。

まあ、一事が万事こんな感じでしたが、工事はいたって順調に進み、いざ内覧となりました。

いろいろと指摘を受け、是正工事をして無事に引渡しが済みました。

まあ、自分でもよく「キレなかったなぁ」と思います。

悪い人ではないんでしょうが…

やりずらかった、と言うより嫌でした(苦笑)

社員宅

社員の家は本当にやりずらかったです。

というか一番タチの悪い客です。

とにかく遠慮がない。

仕様打ち合わせでは「これ付けてよ」と高額OPをねだり、優柔不断で期日までに決まったためしがない。

上棟後の電気配線の確認では「もっとコンセントほしいなぁ」と、これまたおねだり。

外構工事ではアプローチの土間コンクリートに家族全員の手形を付けたいからコンクリート打設日時を連絡しても来ず、しょうがないから延期すると「やっぱりやめた」と宣う始末。

内覧では「打ち合わせでこれに決めたけど、使い勝手が悪いから元にもどして」と言われ返事をしないと

「帯刀ちゃん、怒ってるの?」

そりゃ怒るだろ!!

事の次第を私の上長に報告し、上長がこのバ〇社員の上長(営業所の店長で役員)に報告したら

「分かった、直さなくていい。会社で買い取って中古で売ることにする」

というのを私が上長から聞いたころには全社員に知れ渡り、「そこまでしなくても…」と思っていたところに本人から謝罪の電話が。

暫くして、中古で販売することなく無事に引渡しが終わったと上長から連絡がありました。

まとめ

いかがでしたか?

読みかえすと愚痴のようになってしまい申し訳ありません。

こんなお客様ばかりではないでしたが、監督の辛さが分かっていただければと思います。
以上、帯刀でした。

ありがとうございます。

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この記事を書いた人

地元の工業高校建築科を卒業後地元の小さなゼネコンに入社し公共建築のRC造(鉄筋コンクリート造)の現場監督を18年、バブル崩壊により会社が不安定になった為、友人の紹介で地元でイケイケなブラック注文住宅建築会社へ入社、その後同じような戸建て建築会社や建売住宅建築会社数社を経て現在に至る。

現場監督歴35年のわたくし帯刀(たてわき)のブログになります。
宜しくお願い致します。

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