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屋根工事 【瓦 板金】【手順】【注意事項】

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帯刀

こんにちは、帯刀です。

今回は屋根工事です。

材料や手順、注意事項についてになります。

屋根工事で重要なのは雨露がしのげることです。

ある意味当然ですよね、雨が漏るお家なんてありえません。

では、はじめましょう。

目次

使用材料

屋根材の代表格はやはり瓦です。

瓦は大きく分けて和瓦よ洋瓦に分けられます。

昔から日本家屋によく使用されている、よく見かける屋根材です。

特徴は耐久性が抜群なことと重厚感でしょうか。

昔から使われているので日本の気候風土にマッチしている為、沿岸の建物では塩害には有効です。

最近は画像のような黒色以外に色が選べるのでモダンな建物にもよく似合います。

帯刀

私は好きです

しかし施工費が他の屋根材と比べると割高です。

ですが、先にも書きましたが最近の瓦はデザイン性も考えられているので余裕のある方へお勧めです。

同じ瓦でもこちらは洋瓦です。

その名の通り外国の瓦になります。

オシャレ~

ヨーロッパ地方に多いです、南欧プロバンスといった感じですね。

洋瓦は大きく分けてフランス瓦とスペイン瓦に分けられます。

双方素焼きですがフランス瓦は平板、スペイン瓦は画像のように半円です。

ご当地の粘土を使って各地の気候に合わせた瓦になりますので色や風合いはそれぞれです。

次はスレート板です。

今一番普及している屋根材でないでしょうか。

カラーバリエーションが広く、軽くて補修も割りと簡単なのが重宝されている要因と思います。

画像内のL型の金物は雪止め金物です。

関東以南では雪下ろしの習慣がないので屋根に残った雪をこの金物でひっかけて、ドサッと
一気に落ちないようにする物です。

住宅会社によっては付けない会社もあります。

パパさん

へ~

次はアスファルトシングル材です。

北米地方で普及している材料でアスファルトとガラス繊維を基にした板状の基材に色についた
砂を付けた屋根材です。

私は使ったことがないのですが、スレート版と同じくらい良く見かけます。

最後は板金材です。

屋根勾配の緩い屋根に向いています。

板金というと安っぽく聞こえますが、最近の物はガルバリウム鋼板と言って耐候性が向上した
上に裏側に吸音材や断熱材を吹付けた物もあり屋根材としては他の材料と遜色ないです。

しかし基材が鋼板なので沿岸の建物にはお勧めしません。

手順

在来では上棟後、2X4では小屋組後に画像のように屋根下地の野地板の上にアスファルト系
の防水紙を葺いてその上に屋根材を葺きます。

この時点で雨が入ることはまずないので野地板を張ったら早めに防水紙を葺くように工程を
組むようにしています。

この後の屋根材葺きは屋根の面積や形状にもよりますが、瓦で3~5日他の屋根材で1~3日
ぐらいです。

防水紙や屋根材を葺くときは水下(屋根勾配の下がっている方)から葺きます。

水下から水上に向かって水下の材料に重ねて葺かないと雨の侵入を許してします。

これは基本中の基本なので水上から葺く人はいないので心配は無用です。

注意事項

防水紙葺きの前に建物が雨に当たってしますことが稀にあり施主様が心配されることがあります
が、特に心配はいりません。

このことについては別の機会に説明します。

ですが、ここで一つ注意しすることがあります。

防水紙を葺く前に雨に当たったら1日ほど野地板を乾かしてから防水紙を葺くことをお勧めします。

防水紙を葺くことにより野地板方面の水分が残りカビの原因になる恐れがあるからです。

あくまでも「原因になる恐れ」なのであまり神経質のなる必要はないと思います。

帯刀

以上屋根工事でした

各屋根材はカラーバリエーションが広いです、ガルバリウム鋼板にはメタリック糸の色を揃えている
屋根材もあるので設計の方とよく相談して選ぶようにして下さい。

以上、帯刀でした。

ありがとうございました。

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この記事を書いた人

地元の工業高校建築科を卒業後地元の小さなゼネコンに入社し公共建築のRC造(鉄筋コンクリート造)の現場監督を18年、バブル崩壊により会社が不安定になった為、友人の紹介で地元でイケイケなブラック注文住宅建築会社へ入社、その後同じような戸建て建築会社や建売住宅建築会社数社を経て現在に至る。

現場監督歴35年のわたくし帯刀(たてわき)のブログになります。
宜しくお願い致します。

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