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【仕上げ工事】クロス 塗装 タイル 照明

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注文住宅や建売住宅のオプションとかでの仕様決めでは皆さんいろいろ苦労されていました。

・クロス(壁紙)やタイルって種類が多くて決められない
・考える時間がない
・でも後悔したくない

それと

・仕事の休みに展示場とかへ足を運んで…
・いろいろ説明を受けて…
・重いサンプルやカタログを持って帰って…
・家族と相談して…
・見積もりお願いしたら予算に合わなくて…
・また展示場へ行って…

こういった声をよく耳にしました。

確かにクロスのカタログって種類が多くかなり分厚つくて重い、タイルは実物のカットサンプルなのでこちらも重いですよね。

塗装は色見本帳を開いて決めることは殆ど無いですね。

カウンターなど木目を生かしてクリアラッカー仕上げとかがたまにありますが、色決めは全体を見て決めないとチグハグになってしますので自分たちの希望を決めた後で設計士またはインテリアコーディネーターに相談して決めた方がいいでしょう。

今回はいよいよ仕上げ工事として壁紙工事、タイル工事、塗装工事についての記事になります。

いつものように工事内容の説明と注意事項に加えて、仕上げ工事ではないですが最近室内演出に対しての照明の需要が多いので少したけ照明ついての注意点も紹介します。

では、参りましょう!

目次

仕上げ工事とは

仕上げ工事とは建物内外の表層部分の工事です。

例えば屋外だと屋根や外壁、屋内だと壁紙(クロス)や塗装、あと少し木工事の範疇(はんちゅう)になりますが床、階段なども仕上げの部類に入ります。

要するに工事が終わって普段目につく場所、部分の工事のことですね。

屋根や外壁、木工事については以前の記事のリンクを貼りますのでこちらを参照してください。

普段見たり触ったりする場所の工事なので下地や使用材料、それと配色に気配りが必要になります。

下地は下地処理を疎かにするとその後の仕上げ材の仕上気に影響が出てしまいます。

下地が思いのほか悪い場合は思い切って下地からやり直す必要が出て、工期や意匠(見た目)影響が出かねないので我々は今まで以上に気を遣う工事になります。

次に使用材料ですが数年に1組ぐらい化学物質に敏感な方がいらっしゃるご家族の担当になる事があります。

そういった化学物質に敏感な方は材料や接着剤に含まれている化学物質に対して頭痛や目の痛みを発症してしまう事があります。

材料の裏側や梱包材に「F☆☆☆☆」と言ったマークを見たことはないですか?

これは材料(建材)の化学物質含有量が分かりやすく表記されています。

☆の数が多いほど含有量が少なく「☆☆☆☆」が最上級で「フォースター」なんて読んだりします。

詳しくは下記に一般財団法人建材試験センターのリンクを貼りますのでこちらを参照してください

帯刀

一般財団法人建材試験センターのHPはこちらから

ホルムアルデヒド発散建築材料 | 建材試験センター (JTCCM)

とはいえ帯刀はフォースター以外を見たことがないんです、ホントに。

という事はフォースター以外の流通量は殆ど無いのではと判断してもよいのではと思います。

話を少し戻しますが、化学物質に敏感な方はフォースターの材料を使っても残念ながら頭痛などの症状が出てしますことが殆どでした。

その場合は工事費用が高くなりますが、自然素材が原料の材料を使わないといけなくなります。

前置きが長くなりましたが各工事の話しになります。

では、参りましょう!

壁紙(クロス)工事

もうご存じと思いますが敢えて説明すると屋内の壁や天井の仕上げの一種で一般的には壁紙またはクロスと言われています。

もともとは織物を貼っていましたが今は基材の紙の上にウレタン等で凹凸のある薄い層をつくって、その上に柄を印刷したものが普及しています。

今でも織物の壁紙はありますが材料費が高い、天然素材の為経年変化による補修工事が大変なためあまり使われていないのが現状です。

選ぶポイント

無難な色、柄を選ぶことですかね(笑)

サンゲツやリリカラーと言った壁紙メーカーのカタログを見ると多種多色な商品が用意していますので決めかめるのではかと思います。

建築会社や設計事務所などにはよく選ばれている壁紙のサンプルが置かれているところがあるので、一般部はそこから選んでリビングの壁の一面だけを柄や色を変えてアクセントとする場合、にメーカーカタログから選ぶようするのがおすすめです。

あと、最近は機能壁紙といって消臭、抗菌や汚れが落ちやすい表面加工を施した壁紙が増えてきています。

部屋の用途によって選ぶのもいいでしょう。

入居後の経年変化についての説明

壁の入隅(引込んだ隅)や壁と天井がくっついている隅で壁紙の継ぎ目をつくっている貼り方と、つくらない貼り方とあります。

今は殆ど後者はないと思いますが、もし後者だったら前者の貼り方にしてもらいましょう。

なぜかというと、入居後の補修工事が入居者、職人さんにとって格段に楽だからです。

壁紙は壁や天井の石膏ボードに貼りますが、その石膏ボードと留めている木材が入居後に乾燥収縮によって少しですが動きます。

石膏ボードが動くという事は石膏ボードに貼っている壁紙も一緒に動きます。

この現象により入隅に壁紙の継ぎ目がある場合は隙間ができます。

対して入隅に継ぎ目がないと壁紙に隙間はできませんが、壁紙が浮きます。

で、どうして補修工事が楽化というと、入隅に隙間ができる場合は専用の充填剤(ボンドコーク等)を充填して終わりななります。

入隅に隙間が出来ず浮いた場合は張替になります。

張替となると補修工事範囲が広くなるので机やベッドを動かすことになりかなり大袈裟な工事になります。

さて、どちらが入居者、職人さん双方にとってお互い楽かはお判りいただけると思います。

また、壁紙の隙間補修は簡単にできますのでチャレンジしてみてください。

タイル工事

今、戸建て住宅でタイルを貼るところは玄関の床ぐらいでしょうか。

昔は浴室や洗面台、キッチン、トイレなど水周りに貼りましたが、最近は浴室はユニットバス、背面台は既製品の置き型、トイレは機能壁紙、キッチンはキッチンパネルに置き換わってきています。

床に使う場合は当然と言えば当然ですが表面に凹凸があり濡れても滑らない表面のタイツを選びましょう(笑)

大きさは玄関の大きさにもよりますが、工事をする側としてはあまり大きくない100mmか150mmのタイルがいいです。

なぜかというと300mmとかの大判だと玄関収納の下など狭いところが貼りにくいからです(笑)

タイルとは少し違いますが屋内の壁にエコカラットを貼る事もしばしばあります。

が、私の個人的な意見ですが消臭に関しては費用に対して効果が期待できません。

詳しくは過去の記事リンクを貼りますのでこちらを参照してください。

帯刀
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塗装工事

塗装工事は工事個所が大分減りましたね。

最近は工場塗装品を使うことが多くなって、屋根の軒先と軒裏ぐらいではないでしょうか?

屋内では先にも書きましたが木製カウンターや意匠で見せている柱や梁ぐらいですね。

木部の場合は木目を生かした無色のクリアラッカー仕上げかクリアラッカー仕上げの前に薄く色を付けて仕上げることが多いです。

ただ、ビル建築だとエントランスや廊下の壁などまだまだ需要はあります。

塗装工事で注意することは色ですね。

壁紙もそうですが落ち着ける色を選ぶのがポイントですよ。

あと周りの建材の色とのバランスも大切です。

ここはプロの設計士やインテリアコーディネーターに相談するのが最適ですね。

照明器具

仕上げ工事とはちょっと違いますが最近は照明器具をうまく使って空間演出を行うことが多いです。

照明器具はLEDに入れ替わってずいぶん経ちますが初期のLEDは電球や蛍光灯のようにON、OFFのみでしたが最近は明るさだけではなく色まで変えることができる商品が出てきます。

そういったLEDを使って関節照明や小径のダウンライトを使ってただ部屋を明るくするだけではなく演出が可能になっています。

照明器具のはシャンデリアのタイプは結構思い場合があります。

重さが2㎏以上の場合は天井に補強の下地が必要になりますので忘れずに設計士やインテリアコーディネーターに依頼しましょう。

加えて昨今需要があるシーリングファンも下地補強をしていた方が無難です。

シーリングファンはモーターでファンを回すので軸の部分には重量の1,5倍ぐらいの力が掛かります。

まあ、シーリングファンの場合は重さに関わらず下地補強は必要と考えていた方がいいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

タイルと塗装は工事範囲が少ないのでサラッと汚いようになってしまいましたが、今後面白い工事があったら追記しますね。

仕上げ工事はの材料は色、柄が豊富で消臭、防カビ等の機能も増えてきています。

今回の記事で紹介していない材料もあると思いますのでここは何度も他の記事にも書いていますが自分たちの希望を設計士やインテリアコーディネーターに提示して出てきた選択肢の中から選ぶようにしましょう。

以上、帯刀でした。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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この記事を書いた人

地元の工業高校建築科を卒業後地元の小さなゼネコンに入社し公共建築のRC造(鉄筋コンクリート造)の現場監督を18年、バブル崩壊により会社が不安定になった為、友人の紹介で地元でイケイケなブラック注文住宅建築会社へ入社、その後同じような戸建て建築会社や建売住宅建築会社数社を経て現在に至る。

現場監督歴35年のわたくし帯刀(たてわき)のブログになります。
宜しくお願い致します。

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