戸建てに住めばペットが飼えると考えるのは昭和生まれのせいでしょうか。
ペットを飼ったことがないけどお客様からの要望でわかった
いぬ、ねこ、熱帯魚等ペットを飼うにあたって準備しておく事
・壁材
・床材
・コンセント、照明
について何を準備すればいいかがわかります。
壁材
「傷に強い」「においがつきにくい」とペット用のクロスが各メーカーから発売されていますが、実際に使ってみるとあまり効果は感じられません。
傷に関しては相手は動物の爪です、クロスがかなうわけありません。
3か月点検で猫を飼っていらっしゃるお宅へお伺いしたお客様は「失敗しました、板にすればとかった」と仰っていました。
点検なのでと部屋に入ると、クロスは床から1mぐらいは下地の石膏ボードも一緒にボロボロ、「ハハハ」と苦笑いが漏れました。
ねこの場合は爪とぎはマストアイテムですね。
これは犬を飼われているお宅に多いですが、におい対策ではエコカラットを選ばらる方がいらっしゃいます。
これも点検に伺った時の事です、住まわれてる方は気付かないですが、かなりの獣臭が漂ってました。
値段の割にはあまり効果が期待できないと思います。
別のお宅は建て替えのお客様で「こまめに拭く方一番いい」と仰って表面がツルっとしたクロスを選んだお宅はほぼ臭わなかったです。
床材
各建材メーカーがラインナップしている「ペット用フローリング」は傷がつきずらく滑らないと評判がいいです。
いぬやねこは床が滑りやすいと踏ん張りがきかないので足腰に負担がかかるそうで、そういう意味での高評価です。
以前に「滑らない」という事で床をタイル貼りにしてほしいというお客様がいらっしゃいました。
しかし、木造住宅では湿気や室温により乾燥収縮や逆に膨張することがあります。
するとタイルとタイルの間に目地を入れますが、収縮や膨張が発生するとこの目地は収縮や膨張をしないので剝がれてくるのです。
それを承知で貼ってほしいとの事でしたので玄関と2階のLDKに貼りましたが、2年目に全部ペット用のフローリングに貼り換えたことがありました。
以上に床材はペット用フローリングをお勧めします。
熱帯魚の水槽を置く場合はできれば床補強をした方がいいです。
一般的な60cm水槽で役65㎏、90㎝水槽だと150㎏くらいになります。
コンセント、照明他
玄関や洗面所には抜け毛の掃除用のコンセントを追加されるお宅が多かったです。
屋外で犬を洗うために温水の蛇口を追加したお宅もありました。
熱帯魚の仲間には真っ暗になると飛び跳ねて水槽から出てしまう種類がいます。
そのため水槽上の天井に月を思わせる小さい照明をつけてほしいというご要望もありました。
まとめ
いかがでしたか?
いろいろ書きまいたこれは注文住宅を担当していたころの事なので今から15年ぐらい前の話になります。
今haタイルの目地も弾性の商品がありますし、フローリングも読ペットにやさしい商品がありますので是非メーカーのショウルームで実物を体験することをお勧めします。
以上、帯刀でした。
ありがとうございました。