MENU
カテゴリー

開放感と解放感【戸建て住宅】【2階LDK】【メリット】【デメリット】

当ページのリンクには広告が含まれています。

新居のプランで悩み、考えるのはLDKが多いようです。

LDKはお客様を招いたり、家族が集まる場所なのでそれだけに重要度が高く分悩みますよね。

私は注文住宅の経験もあるのでいろいろなプランを見たり、ご希望を伺ってきましたが皆さんの要望を伺うと

概ね

・LDKは日当たりをよくしたい
・開放感のあるLDKにしたい
・出来るだけ広いLDKにしたい

という声がほとんどです。

しかし、駅近や市街地の狭小地ではなかなか難しいところがあります。

ですが、明るく解放感のあるLDKを実現するプランがありますご存じですか?、

その前に明るく開放感の部屋にするにはどうすればいいか?

明るさという点では下屋を造ってトップライトが一番でしょうが、以前の記事で書きましたが私個人としてはあまりお勧めはしません。

詳しくは下記にリンクを貼りますのでご覧ください。

トップライト、オール電化、浴室TV 【あまり勧めでないオプション】 – ouchi-kantoku

他には大きめの窓と少し小さめの窓をバランスよく配置しるのがいいでしょう。

では、明るく開放感があるLDKを実現するプランは

それはズバリ2階LDKです。

LDKを2階にすると何がいいのか?

1階より日当たりがよくなる。

バルコニーを角に持っていき2方向(X方向とY方向)にバルコニーに出る大きな窓を造ることで隣の建物との間隔を大きく取れるので日当たりは抜群に良くなり明るくなります。

また、天井を屋根なりの勾配天井にすると空間が広がり解放感が格段に良くなります。

加えてキッチンシンク上によくある吊戸棚をキッチン背面に移すと今度は開放感がよくなります。

と良いことばかり書いてもいけないのでメリットとデメリットや適応立地や他の水回りについても解説します。

では、参りましょう!

目次

適応立地

ハッキリ言うと住宅密集地で駐車スペース以外に土地に余裕がない物件です。

隣の建物間隔が広て十分な庭があり、庭に面してLDKが造れれば特に問題がなく、庭に1mぐらいでもウッドデッキを造れば開放感はバッチリです。

それができないから如何に明るくて解放感がある開放的なLDKをどうしたら手に入れるかで悩んでいる訳です。

メリット

では、まずメリットから。

床の高さが高い(2階)という事は日が入りやすく、隣の建物とあまり距離がない場合はなおさら1階より2階の方が日が入り明るくなります。

先程も書きましたが下の画像のようにバルコニーに出入りできる大きな窓を2面に造ればこれだけでかなり建物の中は明るく解放的になります。

室内の画像がなくて分かりずらいと思いますが、上階(3階)がないので屋根なりに天井を斜め(勾配天井)にすれば天井が高くなり、高くなった面の壁に高窓を設置するとより明るくて広く感じるLDKとなります。

高くなった天井にシーリングファンを取り付けると南国風な雰囲気が楽しめます。

話は逸れますが、窓に位置は対面丘でに配置すると窓の大小にかかわらず風通しがよくなります。

デメリット

次はデメリットになります。

一番はやはり光熱費が高くなることです。

下階に空間(部屋)がある為、1階の場合と比べると足元が寒く感じるかもしれません。

2階床下に断熱材を敷き込むか、床暖房を導入するなど対策が必要になります。

先程お勧めした勾配天井を採用すると部屋の容量が増えるので暖房、冷房の費用がかさむことの原因と考えられます。

こちらの対策としてはサーキュレーターを使って室内の空気を循環、撹拌する光熱費を少し抑えられまが、折角なのでシーリングファン(天井扇)を取り付ければオシャレな感じを演出できますのでお勧めです。

あと、これはデメリットとなるか意見が分かれますが、子供部屋が1階になるのでリビングを通らず自室に出入りできることになる事で「子供の動向を管理する」とまではいかなくても「子供の動向を把握する」ことができなくなることを懸念するという考え方があります。

建築費的には給排水の配管距離が1階LDKより伸びますのでびっくりするほどではありませんがアップになります。

他の水回り

洗面、浴室はLDKと一緒に2階の方がいいでしょう。

1階LDKの場合を上下入れ替えたと思っていただくのがいいと思います。

まとめ

いかでしたか?

「夢をかなえる」方法の一つとして2階LDK、市街地以外にも海に近い住宅地なので最近はよく見かけます。

「明るくて開放感がある解放的」プランを考える担当者の経験とセンスが問われるところではあります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

地元の工業高校建築科を卒業後地元の小さなゼネコンに入社し公共建築のRC造(鉄筋コンクリート造)の現場監督を18年、バブル崩壊により会社が不安定になった為、友人の紹介で地元でイケイケなブラック注文住宅建築会社へ入社、その後同じような戸建て建築会社や建売住宅建築会社数社を経て現在に至る。

現場監督歴35年のわたくし帯刀(たてわき)のブログになります。
宜しくお願い致します。

目次