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【戸建て住宅の基礎工事って何?】初心者でも分かる詳しい解説戸建て住宅 基礎工事その2 型枠工事

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こんばんは
帯刀です。

今回は基礎工事その2

このブログはこれから 「これからお家を建てる方、現在建ててる方が笑顔で引渡しを受けるための
お手伝い」ができればと思い木造、非木造併せて現場監督歴35年、一級建築施工管理技士の帯刀
が工法や材料の紹介の他に建築業界の裏話的な事を含め施主様の悩みや不安解消に役立てればと
思い立ち上げました。

記事を読んで質問がありましたらホーム画面上のTwitter、Facebook、お問い合わせより送っていただければ
専門用語をなるべく使わず、お答えいたします。
このブログが少しでもお役に立てれば幸いです。


型枠工事について監督歴35年、一級建築施工管理技士の帯刀が記事を書きます。
お役に立てれば幸いです。
宜しくお願い致します。

目次

型枠工事

捨てコンクリートの上に墨出しを行い鋼製、もしくは木製の型枠を建て込みます。
上の画像は両方ともに鋼製型枠です。

型枠は垂直と真っ直ぐ具合が重要です。
型枠の奥と手前を見通すと真っ直ぐかどうかが見てとれます。


見通して左右に曲がっている(倒れている)の状態を「通りが悪い」と言います。逆に真っ直ぐ一直線になっている状態を「通りがいい」と言います。

大工さんとかも上の画像のように材料が曲がっていないかを確認するのに材料の通りを見ます。
「こりゃ通りがいいな」という具合です。
TVとかで見たことありませんか?

この型枠の内側に鉄筋を組んでコンクリートを流し込むと基礎が出来上がります。
上の2枚の画像の上の画像はベタ基礎の耐圧版用の型枠、下の画像は立ち上がり部の型枠です。
耐圧版を打設してその上に立ち上がり部を載せるイメージでいいと思います。

先にも書きましたが、型枠建て込み→鉄筋組立→コンクリート打設の順番に進めます。
ここで注意することは型枠には打設後に剝がしやすいように剥離剤を塗りますが、この塗り方に注意が必要です。

剥離剤は型枠建て込み前に塗布しなければいけないのですが、中には鉄筋組立後に噴霧器を使って塗布する業者さんがいますが、これはいけません。
なぜなら鉄筋に付いてしまうからです。
なぜ鉄筋に剥離剤が付いてはいけないのか?
鉄筋にコンクリートが付着しないからです。
これでは鉄筋工ンクリート造になりません。

もしも剥離剤が鉄筋に付いてしまったら……
中性洗剤で洗うしかありません。
剥離剤は油なのでブラシでゴシゴシと、水分が弾かなくなるまでゴシゴシと洗います。

どうしても油分が落ちない場合は鉄筋を交換するしかないです。
一度組みあがった鉄筋をバラシて交換するのはかなり大変な作業になります。が、鉄筋にコンクリートが付着しないのですから対応してもらいましょう。

基礎工事その2は以上になります。

基礎工事に関する他の記事のリンクを下に貼りますので、是非ご覧になってください。


最後まで読んでいただきありがとうございます。


以上、帯刀でした。

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この記事を書いた人

地元の工業高校建築科を卒業後地元の小さなゼネコンに入社し公共建築のRC造(鉄筋コンクリート造)の現場監督を18年、バブル崩壊により会社が不安定になった為、友人の紹介で地元でイケイケなブラック注文住宅建築会社へ入社、その後同じような戸建て建築会社や建売住宅建築会社数社を経て現在に至る。

現場監督歴35年のわたくし帯刀(たてわき)のブログになります。
宜しくお願い致します。

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